-
非凡なものに憧れてはいけない
非凡なものに憧れてはいけない。非凡なものに憧れてしまうことこそ、凡庸であり、... -
人工的なものが静謐
自然界には、水平な平面が少ない誰かが何かの本で、そんなことを書いていた。水平... -
戦争についてのどうしようもない感覚
きっと、また戦争は繰り返されるだろう、と夏になるたびに思う。 日本の8月15日は... -
今ごろになって人生の短さについて考える
先日、約5年ぶりに、古い友人と会った。 彼は、私よりもずっと背が高くて、声も低... -
名前になるために死ぬ
世の中には、いろいろな名前がある。よく知られている名前があって、まったく知ら... -
サイは意外と近くにいる
昔々、偉い宗教家が次のように言った。「音声に驚かない獅子のように、網にとらえ... -
歯ブラシはその歯ブラシをみがけない
鏡は、その鏡を映すことはできず、歯ブラシは、その歯ブラシをみがけない。体重計... -
「好きな色は何ですか」という問いの正体
夕食を食べて、シャワーに入り、簡単な仕事を一つだけ片付けた。それからは、いつ... -
私は今、ちゃんと起きているのだろうか
10代のころの思い出は、いつも眠かった、という思い出。20代のころの思い出も、い... -
今日はカレーを食べて、素数を数えた
今日の夕食はカレーだった。普通のカレーである。 インドカレーとか、スリランカカ... -
「ありきたり」とみなしたい
ありきたりな人間はいないし、ありきたりな交差点もない。でも本音では、なるべく... -
人は人を知りえない
人は人を知りえない。知りえないのに、愛せるつもり知りえないのに、憎めるつもり...