今現在、世界で一番信者数の多い宗教はキリスト教で、世界総人口の約33%を占めている。次に多いのがイスラム教で、その信者数は総人口の約22%と推定されている。つまり、この2つの宗教だけで全人類の約55%を占めている。
3番目に信者数が多い宗教はヒンドゥー教で、4番目は仏教だ。その他の宗教も入れると、全人類の約85%は何らかの宗教を信じて生きていることになる。
そして、ほとんどの宗教では、信仰は親から子に伝えられる。正確な統計はないけれども、宗教を信じている人々の70~80%は親の信仰を受け継いだか、あるいは生育環境の影響を強く受けたものである。
したがって、少なめに見積もっても人類の半分は「宗教2世」である。