今の時期は、書かねばならない「書類」が妙に多くて辟易している。同じ共同体内で満足や納得や安心を共有するだけのために本来の仕事の時間を削ってやらねばならない非生産的な仕事(のようにしか見えないもの)が多い。だが、生意気なことは言わずに、粛々と片付けることにしよう。
昨夜、ベッドのなかで、とても面白い小説を読んだ。すでに何度も読んでいる短編集だが、あらためてそのうちの一つを読んでいたら、やっぱり面白いなと思い、いま書いている原稿の最後の章でこの作品を例にして重要な議論が展開できる、と思いついた。というわけで、やたらと面倒な書類が多い昨今だけれども、今朝は気分良く目覚めることができた。