今朝は、けっこう曇っていた。「どんより」という形容詞がピッタリな空模様だった。
自宅の窓から外を見ると、霧のような雨が降っているようにも見えたし、降っていないようにも見えた。今は降っていないかもしれないけれど、やがてザーザーと降り出すかもしれないなと思ったので、とりあえず折りたたみ傘を持ってうちを出た。
しかし、結局大学に着くまで雨は降らなかったので、折り畳み傘はバッグに入れたままだった。
そして、夜になってうちに帰ってくるまで、結局一度も雨は降らなかった。
今日の私の折りたたみ傘は、バッグに入ったまま自宅と大学のあいだを往復しただけで、一度も広げられることはなかった。
今日は、実はこんなどうでもいいことだけではなく、ちょっと驚いた出来事もあった。でも、何となく、今ここには、そのちょっと驚いた話の方ではなく、折りたたみ傘の話の方を書いてみたいと思った次第である。