希望と絶望の逆説について

朝起きたら、なぜか右の足首が痛かった。

私とはまったく違う壮絶な人生を送った人が書き残した文章を読んでいて気付くのは、例えば、希望がかえって人を落ち込ませ、絶望がかえって人を元気にしてしまうといった、そんな奇妙な逆説が人間にはありうる、ということである。

多くの場合、希望は人を笑顔にし、絶望は人を憂鬱にする。しかし、希望があるから激しく落胆したり、絶望しているから優しく微笑んだりすることもある。どちらの反応も、それぞれ真実であり、それぞれ人間的なのである。









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