2022年– date –
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直線だけからなる歩道
私が毎朝歩くのは、定規で描いたような、直線だけからなる歩道。直線だけからなる... -
朝は匂いが少ない時間
休日なのに、朝6時に起きた。外を歩きたいのだけれど、あまり人を見たくないし、... -
蜘蛛についての疑問を、疑問のままにした
勤務先の大学と、最寄り駅とあいだの距離は、約1キロである。普通に歩くと、だいた... -
猫が何を考えているのかわからないのが人生
私の自宅の近くには、野良猫が何匹もいる。 昨夜、仕事を終えて自宅に帰る途中も、... -
「ぼんやり」に焼き直されていく
14年も前に撮った写真がでてきた。デジタルだから、日付も時刻も記録されている。1... -
いろいろなことを思い出せないまま生きる
幼稚園の頃の、ある出来事をいまでもよく覚えている。小学生のときの、些細な一場... -
同床異夢が私たちの普通なのかもしれない
「古池や蛙飛びこむ水の音」は有名だ。「柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺」も有名だ。 ... -
非凡なものに憧れてはいけない
非凡なものに憧れてはいけない。非凡なものに憧れてしまうことこそ、凡庸であり、... -
人工的なものが静謐
自然界には、水平な平面が少ない誰かが何かの本で、そんなことを書いていた。水平... -
戦争についてのどうしようもない感覚
きっと、また戦争は繰り返されるだろう、と夏になるたびに思う。 日本の8月15日は... -
今ごろになって人生の短さについて考える
先日、約5年ぶりに、古い友人と会った。 彼は、私よりもずっと背が高くて、声も低... -
名前になるために死ぬ
世の中には、いろいろな名前がある。よく知られている名前があって、まったく知ら...